この手法について
「Objective(客観的事実)→Reflective(感情・反応)→Interpretive(解釈・意味)→Decisional(意思決定・行動)」の4段階で進む深いふりかえり手法。表面的な出来事の共有にとどまらず、感情や意味の解釈まで掘り下げることで、チームの深い対話が生まれます。一人ひとりがORIDの全段階を話すか、フェーズを区切ってチーム全員で進めるかはファシリテーターが判断します。
進め方
O:客観的事実を出す
「何が起きたか」という事実だけを出します。評価・感情・解釈は混ぜません。「◯◯というバグが発生した」「デプロイが3回遅延した」など。
⏱ 10〜15分
R:感情・反応を出す
その事実に対して「どう感じたか・どんな反応があったか」を出します。「焦った」「残念だった」「嬉しかった」など感情を言語化します。
⏱ 10〜15分
I:解釈・意味を考える
事実と感情を踏まえて「それはなぜか・何を意味しているか」を考えます。「チームの◯◯が弱いから」「プロセスに問題がある」など原因や意味の解釈をします。
⏱ 10〜15分
D:意思決定・行動を決める
解釈を受けて「次に何をするか」を決めます。KPTのTryと同様、具体的なアクションに落とします。
⏱ 10分
ファシリテーターのヒント
段階を混ぜない
OとRが混ざりがちです。「バグが多くてつらかった」はRがO(事実)に混入しています。「バグが3件発生した(O)、つらかった(R)」と分けて出す訓練が必要です。
ファシリテーターの力量が問われる
ORIDは4段階を丁寧に進めないと効果が薄れます。初めてのチームでは全段階をやらず、RやIだけ使うなど部分的な導入もありです。
時間がかかることを覚悟する
ORID一周で60〜90分かかることもあります。時間が限られているなら手法を変えるか、D(行動)だけ次回に持ち越す設計も有効です。
チームに共有・投票
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参考文献・出典